2015年11月1日日曜日

体温計でがん予防

院長のさんぺいです。 

コスプレ祭りで盛り上がるサンシャインシティーを歩いていると"♪お魚くわえたどら猫~♪"と歌が聞こえてきました。
何だろうと近づいてみると、主題歌を歌っている本人がステージで歌っていました。

2015豊島区がん検診受診勧奨イベント『笑顔と元気を届ける秋の祭典がん予防ライブ』だったようです。

小学生の頃はサザエさん症候群だったので、ナマで4番まで聞くことができちょっと感激です!
子供たちとサザエさんを熱唱する宇野ゆう子さん
さてこのイベントは、がん検診受診勧奨イベントということで第二次予防を目的としたものです。
第二次予防とは"発生した疾病や障害を検診などにより早期に発見し、早期に治療や保健指導などの対策を行ない、疾病や傷害の重症化を予防すること"になります。 
これに対し、"生活習慣の改善、生活環境の改善、健康教育による健康増進を図り、予防接種による疾病の発生予防、事故防止による傷害の発生を予防すること"を第一次予防といいます。 

当院では、この第一次予防を中心として副交感神経を高め基礎体温が正常になるように施術を行っています。 
がん予防で大切なのは、何と言っても"免疫力の向上"です。 自律神経のバランスを副交感神経優位に持っていくことで、リンパ球優位の状態にすることができます。

がん患者さんは、働きすぎ、悩みすぎ(特に病気への不安)、シップの貼りすぎ、薬(ロキソニン等)の飲みすぎ、夜更かし、電磁波の長時間被爆などで交感神経がたえず緊張しています。
このような状態が続くと細胞内ミトコンドリアが働きにくく低体温になっていきます。

アマゾンのリンク
朝目がさめたと同時に体温計で基礎体温を測ってみてください。35.8度とかになっていませんか?
36.5度から36.7度が基礎体温の正常範囲(月経のある女性はDay2または3)で、36.3度以下になると甲状腺異常症候群の可能性が出てきます。
この程度の異常だと専門病院で甲状腺の検査をしても"正常"と判定されるので気がつきません。
基礎体温プラス甲状腺機能低下症状の該当で推測してください。
ここのところ来院された女性も顔面蒼白で精気なしだったので体温測定したところ、平常時体温でもなんと35.8度でした。 

体温が1度下がると免疫力は30%も低下します。がんに限らず、膠原病(関節炎)、多くの慢性疾患は感染症が原因となっています。
炎症を鎮めるためにはステロイド剤ではなく抗生物質が効くそうです。低体温の方は天然の抗生物質といわれるオリーブ葉エキスの摂取がおすすめです。

人工の抗生物質を使った場合は乳酸菌の補給も必須です。D・ブラウンスタイン博士は著書で"わたしが患者に抗生物質の治療を行うときは、いつも必ずラクトバシルス・アシドフィルス菌のサプリメント摂取もすすめている。
ラクトバシルス・アシドフィルス菌は、健康な消化管にはふつう住み着いている細菌である。
抗生物質を使うと、消化管のラクトバシルスを減らしてしまう。すると、有害な細菌イースト菌がかわってはびこり始める。
そこにラクトバシルス・アシドフィルス菌のサプリメントを補うと、有害菌の繁殖を抑えることができ、免疫系が最適な状態で機能するのを助ける。"と書かれています。
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第一次予防という視点ではミトコンドリアの活性化も重要です。免疫学で有名な安保徹教授は心臓に癌ができない理由として『心臓は血液が多いから癌にならないと思っているかもしれませんが、そうではありません。ミトコンドリアが常に活性化し、使われているからなのです。』といいます。
ミトコンドリアは癌以外にも、うつ病、卵子の老化(不妊症)、筋繊維の断裂、ライ症候群などにも関連します。 

ミトコンドリアを活性化させる方法が"ためしてがってん/2015年08月26日放送"で紹介されました。
1分間のはや歩き又はスクワット10回、少食、ビタミンBタウリンの摂取など。

また、これからの季節は冷え対策も重要です。パシーマという敷きパット、ガーゼケットは暖かくお勧めできる寝具です。
電磁波の被爆がすごい電気毛布は使わず、湯たんぽもお勧めです。絹(シルク)やメリノウールなどあったか天然素材もパジャマ、下着に多用してみてください。
私は寝具対策を積極的に行っているので基礎体温は36.4~36.9の間にきっちり収まっています。(^○^)/ 

妊活中の方でなければ予測式の体温計(小数点1位までのもの)で十分ですから、枕元に置き、定期的に体温測定をしてみてください。 

それから、北斗晶(ほくとあきら)さんが乳癌を患ったことでマンモグラフィー検査が注目を集めています。
北斗さんは検診で発見できなかったようですが、マスコミではマンモグラフィーでの早期発見を呼びかけています。

乳癌の権威、近藤誠医師は著書で"2009年11月、アメリカ政府の予防医学作業部会は「癌検出精度が低く、誤った診断で不必要な組織検査を受けさせられるなどのデメリットが多いため、40代の女性には、マンモグラフィーによる乳癌検診は勧められない」と発表する。
それなのに、日本でも欧米でも、マンモグラフィー検診は廃れない。ことに日本ではランセット誌で意味がないという発表があった後に、官民挙げてマンモグラフィー検診の導入・普及に血道をあげている。
その理由が、厚生労働省、機器メーカー、検診事業者、医療機関等からなる検診ワールドの利益拡大にあることは明らかである。
その結果、受診した女性たちは、とてつもない不利益を被っているのだ。"とのこと。

近藤医師はさらに"被ばく線量が相当多い(1回3mシーベルト)。一方、癌予防効果はない(しこりがなく、マンモグラフィーで見つかった乳癌は、99%がんもどきです)。
家族に乳がん患者がいる場合、マンモグラフィーによる乳がん発生リスクは、通常の数倍になる恐れがある。
マンモグラフィーで発見できる癌の大きさは直径1cm。この大きさに成長するまで10~12年かかり、その時のがん細胞数は10億~100億個になっている。
誤診率10.7%偽陽性率50%、あまりに精度が低い検査。死亡減少効果は2%程度と限りなくゼロに近い。
かりに乳癌死亡が減るとしても、乳癌以外の原因による死亡数が増え総死亡数が減らないことはゆるぎない事実である。"と言います。

被爆検査では体内に必ず活性酸素が大量発生しますので、胸部X線、バリウム検査、CTなどを受診した場合には良質なビタミンCなどの抗酸化栄養素を大量摂取し、がん検診でがんにならないように予防することが重要になります。

子宝の鍼灸治療の患者さんたちは、毎日基礎体温を測定していますが、生理開始より2・3日後の基礎体温は数ヶ月治療すると上昇しています。
それに伴い、甲状腺機能低下を示す症状(むくみ、冷え、生理痛、生理不順、慢性頭痛、皮膚の乾燥、にきび、ぬけ毛等)も改善していきます。
定期的な鍼灸指圧療法はあらゆる慢性病に有効ですので、『痛いのではないか』と心配していないでぜひ体験してみてください。


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