2015年8月5日水曜日

管を使うことで痛みの少ない鍼を可能にした〝管鍼法〟は日本どくどくの方法です。

原口です。

鍼灸の発祥は中国と言われていますが(鍼治療の跡がある〝アイスマン 〟の存在から、太古のヨーロッパでも鍼が存在していることが示唆され、本当の期限がどこなのかはちょっと揺らぎますが)、中国式の伝統的な鍼では、手首のスナップをきかせて太い鍼を患者さんの体に刺します。

日本にやってきたのはおよそ1300年前。それからは日本国内で独自に発展してきています。江戸時代に杉山和一という先生が管を体に当てて、その中に入れた鍼を弾き入れることで、痛みが少なく簡単に鍼をさせる「管鍼法」というのを開発しました。

数年前、鍼灸のやり方を〝中国式〟に統一せよ、と中国が主張し始めて、それに関してはアメリカ式だとか、ドイツ式だとか国によって様々あるので、統一しろという主張はまだ通っていません。しかし、今度は〝管鍼法〟が中国起源だと主張しているので、「管鍼法は日本独自の文化である!」 として世界遺産登録をしようという動きがあるそうです。

日本文化の起源を主張するのはいろんな方面でありますけど、鍼灸にもその息がかかっているとは・・・いやはや。呆れてしまいました( ゚д゚)

癒しの森には、中国人の患者さんでも「中国鍼よりも痛くなくて体が楽になる日本式の鍼のほうが良い」とおっしゃる方が来院します。

痛みが少なくて体が楽になる鍼のやり方は、日本のオリジナル!ということで、皆様もぜひ体験してみてください。

池袋 マッサージは池袋東口徒歩4分・癒しの森指圧鍼灸院

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