2014年5月16日金曜日

月経周期と鍼灸治療

院長のさんぺいです。

最近、患者さんから次のようなコメントをいただきました。

「生理が遅れていたが、鍼灸治療を受けた翌日に来たので驚いた。しかし、今回も28日を過ぎているがまだ来ない。」
「今まで、35日から45日周期だったが、鍼灸治療を受けたら28日で来た。鍼灸の効果が出ているのではないかと感じた。」

患者さんの声によると、遅れている場合、鍼灸治療を行うと翌日か3日程度後には月経があるようです。(PCOSの患者さんは初診から月経まで2週間/施術3回かかってしまいました。)

みなさん28日にこだわりがあるようなのですが、「ピルの危険な話」」では、 月経周期の日数は25日から35日(±6日以内)が正常とされています。

ビリングス・メソッドの解説によると、ピークの日(頚管粘液が無色透明で最も伸びる日)から2週間後が次の生理の日であり、月経周期が長い短いはそれ以前の湿り気のない期間(頚管粘液の分泌がない期間)によると解説されています。

卵巣が腫れていたり元気がないと、卵子を育てるのに時間がかかり、膣に湿り気のある期間に移行するまでに時間がかかるようです。

鍼灸治療では、骨盤周辺の血流改善と腎経(生殖に関係する)や三焦経(副腎や卵巣などのホルモン系に関係する)の調整を行いますので、卵巣がパワーアップし、排卵までの準備期間が短くなるようです。
数日以内に月経が訪れるのは、仙骨上にある次髎(じりょう)というツボが効いているのかもしれません。
リセットさせる力が高いので、タイミング中で「妊娠したかも」と思われるときは刺激量やツボを調整しますのでご相談ください。

子宝治療中の方は、月経周期が長くなってしまうとタイミングのチャンスが減ってしまいます。正常な範囲で月経が訪れるように鍼灸治療を検討してみては如何でしょうか。

2040年、人口減少により豊島区が消滅しないように子宝に貢献したいとがんばっております!


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